今年の2月に行なわれた「PLANETS」主催トークイベント
が電子書籍化されましたー
宇野常寛さん(評論家)、萱野稔人さん(哲学者)、
朴順梨さん(フリーライター)、與那覇潤さん(哲学者)と
現在の「ナショナリズム」や「ネトウヨ」、
ヘイトスピーチ、集団的自衛権、憲法改正などの
問題について徹底討論しています
先生ぼんにとって有意義なものとなった
この議論は、後に「第41回ゴー宣道場」
『憎韓・嫌中ブームの反知性主義を斬る!』
へと繋がり、萱野稔人さん・朴順梨さんに
ゲストとして登場して頂きました
電子書籍化に際しては、
トークイベントがあった2月からの情勢の変化などにより、
各著者による大幅な加筆・修正を加えて
再構成していますので、一冊の本として
とても読み応えのある物になっています
各著者による大幅な加筆・修正を加えて
再構成していますので、一冊の本として
とても読み応えのある物になっています
そういえば、あの日は記録的な大雪が降って、
会場までの移動が命懸けだったんですよね。
(その時の顛末はブログ「雪中行軍から無事帰還」を
お読みください )
あの時、宇野さんは感謝料として
今年のAKB48選抜総選挙の選挙権20票を
よしりん先生の推しメンに入れてくれることになり、
約束通りみおりんに投票してくれたのでした
「あの日、行く予定だったのに
大雪で行けなかったんだよなぁ~~~」
「そもそも地方だから行けなかった
いつも東京ばかりでズルイぞ」
なんて方も、ぜひぜひ読んでくださいね
あっ
議論の内容はもちろん面白いのですが、
私が特にオススメしたいのは、巻末に附録として付いている
「『大東亜論』はネトウヨに対抗できるか
ー歴史認識論争の情報戦を生きた小林よしのりの新展開ー」
という文章です
宇野さんが書いてくれました
初期のゴーマニズム宣言SPECIAL『差別論』から
『戦争論』や『天皇論』といった国家論、
果ては『AKB48論』まで描いてきた
小林よしのりの手法を読み解き、
そして今、『大東亜論』シリーズという
“物語”へ回帰したよしりんの新たな挑戦を
宇野さんの視点から分析されています
小林よしのりファンや、
『大東亜論』シリーズに嵌っている方、
さらには「なんで時事問題を描かなくなったんだ?」
なーんて思っている方にも、
興味深く読んでもらえるのではないでしょうか
この『ナショナリズムの現在』ですが、
下記webサイトにて一部切り出して配信されています
◆ハフィントンポスト
『戦争論』から16年、よしりん激白
「保守もネトウヨも安倍もまったく愛国者じゃない!」
◆ログミー
安倍晋三は実は「左翼」だった!?
小林よしのり氏らが語る「ナショナリズムの現在」
これらの記事は無料で読めます
それぞれ別部分を切り出していますので、
ぜひ読んでみてくださいね
『ナショナリズムの現在
ー〈ネトウヨ〉化する日本と東アジアの未来ー』
▼目次
・今の「ネトウヨ」にはそもそも歴史観がない!?
・左派陣営はネトウヨ的世論の背後にあるものを見過ごしている
・『戦争論』から16年――小林よしのりは今の「ネトウヨ」をどう見ているのか?
・中国・韓国に対する被害者意識の広がり
・ナショナリズムが国益すら無視して暴走しはじめている
・従軍慰安婦を「どうせ売春婦だろ」と言ってしまうのは戦後民主主義と同じ?
・「方法としてのナショナリズム」は機能するか
・そもそも人間には「人を差別したい」という欲望がある
・本当の愛国者は国際社会に向けて「日本はここまできちんと謝罪していますよ」とアピールすべき?
・歴史観が機能していない状態で、「物語」に何が語れるのか?
・ナショナリズムを抑えられるのは、別のかたちのナショナリズムしかない
・必要なのは承認か再分配か、それとも別の何かか
・ヘイトスピーチがさらなる排外主義運動の過激化に向かう可能性は
・排外主義の高揚は再分配だけでは抑えられない
・今や東アジアは火薬庫として国際社会に認識されている
・どう見る? 集団的自衛権論争
・右翼も左翼も、憲法を「魔法の呪文」だと思っている
・世間の「空気」はネトウヨへの抑止力になるか
・「靖国神社で慰霊するのはおかしい」!?
・週刊誌で中国・韓国叩きの記事が増えたのはなぜなのか?
・ネットでの情報戦に終始しない、「物語」を共有するためには
【附録】『大東亜論』はネトウヨに対抗できるか――歴史認識論争の情報戦を生きた小林よしのりの新展開/宇野常寛